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【11/5追記あり】2021年11月3日、COMIC FUZは何をしてくれたのか

さて、今日は11月3日です。祝日でございます。

きらら展名古屋開幕の日でもありますね。開催おめでとうございます。

 

 

などといった素直な気持ちを今持ってる人は、こんなブログ記事にたどり着くことはないでしょう。

 

今日0時ごろ、「まんがタイムきらら」系列等の作品を配信している出版社「芳文社」の公式電子書籍サービス「COMIC FUZ」の大型アップデートが公開されました。

comic-fuz.com

 

この瞬間、TLは阿鼻驚嘆の嵐と化し、自分もつい下記のようなツイートをぶん投げてしまいました。

 

もちろんこのようなツイートをしたことについて、反省も後悔も一切ありません。

今回のアップデートはそのような気持ちにさせてくれるほど酷いものだったのです。

 

一体何が起きてしまったのか、そしてどうしてこのようなことが起きてしまったのか、思う所を順に書き連ねていこうと思います。

 

※11/5 一部追記

 

 

そもそも一体何が問題だったのか

今回のアップデートに絡んで発生した問題は、大まかに下記の4つに分けらると考えています。

まだまだ問題がありましたら(というか出てくると思うので)お待ちしています。追記するかもしれないです。

①アップデート大遅延、からの特定プラットフォームのみ非対応

今回のアップデート作業は、11/1 0時から 11/2 18時までを予定していました。

しかし予定外として、2日24時(=3日0時)に延長されてしまったのです。

 

この延長時間によって、電子書籍コンテンツのうち平日での使用時間が多くなると思われる18~24時までの時間帯で一切使用不可能となった日が、1日から2日へと延びてしまったのです。

実質1日我慢すれば再開されるはずのサービスが丸2日使えなくなったという点で、心証としてはよくないものになるでしょう。

 

さて、システムの長期メンテナンスや延長で課金コンテンツを使えなくなるというと、真っ先に思い浮かぶのは、ソーシャルゲームにおけるそれかと思います。

いわゆる「詫び石文化」に代表されるように、ソーシャルゲームにおいてメンテナンスと延長はもはや風物詩といっても過言ではないでしょう。

 

しかしソーシャルゲームには通常月額課金のようなシステムは存在しません。

メンテナンス時間中はゲームの使用はできなくなりますが、当然その間に追加での課金はできませんし、休止期間中に対して費用が掛かるといったこともありません。

 

今回のメンテナンスはその点で、ソーシャルゲームにおけるものとは意味合いが異なってきます。

すなわち、30~31日間分のコンテンツ閲覧に対して課金をしているはずなのに、そのうちの丸2日間を潰したという点で、常識的には解せない点になるかと思います。

 

問題はそれだけに留まりません。

現在、COMIC FUZには3つのプラットフォームがあります。ブラウザ版、iOS版、Android版です。

このうちAndroid版のみ、予定から21時間経過した11/3 15時時点(本記事執筆中)でも何の音沙汰もありません

公式からの声明によれば、Android版のみアプリストアでの審査が間に合っていないとのことです。iOS版ではちゃんと受かっているのに、不思議なこともあるものですね。

 

とにかくどのような理由にせよ、複数のプラットフォームで同様の方式で同等の金額でエンドユーザー向けに配信しているのにもかかわらず、その間でコンテンツ供給についての格差が生じてしまっているのは非常に問題があるように考えられます。

審査待ちの時間は余裕として含めようと思わなかったのでしょうか。AndroidからのユーザーとともにGoogleさんにもぜひ怒られてください。

 

スクリーンショットの急激な制限

電子書籍著作権と複製に関する問題は避けて通れないところが多くあります。

スクリーンショットについてもその1つとして捉えられるでしょう。

 

これまでCOMIC FUZでは基本的にスクリーンショットに対し制限はありませんでした。

これを利用し、作品を引用してのインターネット上などでの批評活動なども多々行われてきました。

 

しかしiOS版では、スクリーンショット実施時に警告画面を表示し、スクリーンショットの取得を困難にさせているとのことです。

著作権法上合法に認められている形式での引用ですら制限されている点からして、芳文社は自社の作品についての批評を拒否するようになったと捉えることさえできてしまいます。

表現と批評を重視すべき立場である出版社がこのような立場をとるとは考えたくはないですが、現実としてこのような態度をとっている以上上記の捉え方をされるのも無理はないと思われます。

しかしこの点については、複数ページをスクリーンショットして公開してしまう可能性を考えれば、著作権上の兼ね合いというものがありますので、どうしても賛否両論となるところはあるでしょう。

ただ、現在報告されている中でiOS版ではスクリーンショット制限あり、ブラウザ版では特に制限なしとなるなど、技術的な問題なのか、ないしは理由が不明な点も残るように思えます。

これ以上については今後の推移を見守るしかないといえそうです。

 

③UI周辺(検索・リンク機能、閲覧機能)の機能削除と悪化

検索機能についてはこれまでも多くの意見があるところでした。

例えば、アンソロジーコミックを検索しようとすると作家名では(原作作家でも参加作家でも)検索できない、本棚機能を作家順にソートできない……といったところです。

 

今回のアップデートの結果、本棚や検索については改善されるどころか、今まであった本棚のソーティング機能を潰すという暴挙を達成したのです。

並び順は唯一固定となってしまい、タイトル順からの推測だったり購入日が新しい方からの推測、ないしは最後の読書日からの推測もできなくなってしまいました。

しかもおそらく最新刊の発売日が新しい順という、全書籍の発売日を暗記している人であれば問題ないですがまずそんな人はいないので、ほとんどの人にとっては本を探す上ではそこそこ面倒くさい順番での収載方法のみになってしまったのです。

更に言えばこれは"おそらく"の順です。記載順については何も記載されていないため、この順番だ!と断言することもできません。非常に不親切な仕様です。

これにより、今まで購入した書籍が多い人ほど、「本を探す」という読書体験にたどり着くまでの動作がこれまで以上に面倒臭くなった状態となってしまっているのです。ヘビーユーザー各位に対する素晴らしき仕打ちです。

 

また、COMIC FUZの目玉機能の一つと言えば、週刊漫画Timesまんがタイムきらら系各誌の発売日同時サイマル配信です。

他の電子書籍サイトでは紙版での販売から半月~1か月遅れになる配信開始を、FUZでのみ同時に開始できるというものです。

これについて、今まではトップページに各雑誌のメニューへのリンクが張られていらのですが、そのようなものはアップデート後には無くなりました。従って月間プランか本棚か、その辺りのリンクをたどっていかなければ雑誌ページに辿り着けなくなってしまったのです。もちろん初見でこんな所に辿り着くのは至難の業です。

先ほどヘビーユーザーほど使いにくくなったという話をしましたが、ほぼ月刊誌の購読のみに使っているようなライトなユーザーに対してもユーザー体験の低下を招いているのです。今回のアップデートは一体誰のために実施したのでしょうか、よく分かりません。

 

この他、ブラウザ版では、アップデート前に存在していた書籍表示画面の拡大機能さえも使えなくなりました

これにより、特にカバー裏ページなど縮小されたページの情報を読もうとすると、基本的に小さすぎる文字を読み取る必要が生じてしまったのです。

文字が小さすぎて読めないうえに、ルーペを使ってもきっと解像度の関係で読めることはなくなっているのでお手上げです。

パソコンの大型・小型の二極化や持ち運び対応な端末なども増加している中で、その流れに反して画面の小さな端末からのアクセスはしないでほしいというメッセージでしょうか。そうであればぜひとも各会員に対して、最低限きらら月刊誌が紙の雑誌と同程度の快適さで閲覧可能な程度の大型ディスプレイの提供もしてほしいものです。そうでないのなら、機能削除については本当に理解に苦しむところです。

 

④画質の大暴落

今回のアップデートで最悪の改悪といっても過言ではないでしょう。

 

漫画はあくまでも芸術の作品の一つであり、さらに細部にまでこだわって描かれていることも多く、印刷でも気を使うべきものであると考えています。当然、電子書籍であってもその理念は変わるはずがありません。

今までCOMIC FUZでの画質は電子書籍各サイトの中でも比較的良い方で、特に月刊誌の画質はかなり美麗といっても過言ではない状態でした。これを求めてFUZを使用していたという人も多いことでしょう。

特にまんがタイムきらら系列の作家にはイラストレーター出身の方も多く、当然読者としてもそのような絵の細かさを求める人も少なからずいますし、編集部もそれに合わせて、特に単行本に対しては表紙、カラーページ、本編、細部までこだわっているはずなのです。これに対して読者は定価で1冊880円、本によっては画集などそれ以上、決して安くない金額を払ってきたのです。

 

今回のアップデートで、その全てが覆されました。裏切られました。

 

私自身が「画質厨」でないと言い切ることはできません。しかし、そうでない人にもこの差は歴然でしょう。

各作家さんがこだわり抜いて書いた細かい文字を、もはや今のFUZでは見ることはできません。

一枚物のイラストでさえ、その粗捜しをするまでもなく状態が悪化していることは容易に確認できます。

前述の拡大不可も併せて、マンガの絵に関するユーザー体験は格段に悪化したのです。それも先述の通り相当のクオリティを求められているきららを含め、です。

 

他の電子書籍サイトでの画質のレベルが5だとして、今までは単行本で7、雑誌では9程度のクオリティを確保していたのがCOMIC FUZでした。

それが今回のアップデートで、3を通り越して1まで落ちていったのです。

サイズ削減の為なのでしょうか。この5Gがサービスインして高速通信が加速度的に進んでいる中で、その流れを見事に逆行して、ほとんどのニーズを無視して時代遅れの3Gの皆様方にも優しいサービスを作り上げようとでもしたのでしょうか。

あるいは電子出版の需要の高まりの中においてあえて逆行して電子書籍の弱みを見せつけ、紙媒体への逆行を促したい行動なのでしょうか。

 

特に今回のアップデートまでに書籍を買ってきた人にとっては、今日を境に今まで"保有"していた同じものが突然クオリティの急落したものに置き換えられた状態なのです。後出しジャンケン、あるいは後出しぼったくりと言われても過言と言い切れない状況になってしまいました。

きらら各誌に掲載している作家さんの一部からも、今回の画質については否定的な意見が出始めています。

 

今回のアップデートはもはや品質管理がどうとか敬意がないとか、そういったレベルの話では済ませられません。

はっきり言って全体的に、読者も作家もきらら編集部もまとめてバカにしているとしか思えない状態になっています。

出版社が直営で運営している電子書籍システムとは到底思えません。

 

誰をターゲットにして、どこを改善したかったのか。

この結果に誰も異を唱えることはなかったのか。

そして、そもそもアップデートを通じて芳文社は何をしたかったのか。

何の理念も見えてきません。

何も分かりません。

 

 

どうしてこんなことが起きてしまったのか

ここまでの状況悪化が、理由なく起きるはずがありません。消極的なものだとしても、必ずこの状態に至った原因があるはずなのです。それについて、個人的にですが少し考えてみました。

ここから先の話については、どうしても私も芳文社・FUZの中の人ではないので、推測の域を出ない部分もあります。

但し、応用情報技術者資格を持つ(そうです実は試験受かってました)者の視点として、外から見てもいろいろと思うことがありましたし、システム開発やその他プロジェクトの推進という観点で、あるいはその他幅広い意味でのサービス提供といった面で、反面教師として学ぶべき内容も多く感じられましたので、書き連ねていこうと思います。

その点悪しからずご承知おきの上ご覧ください。

 

■その開発、1から丸投げしていませんか?

流石に1中小出版社である芳文社が自社単独でシステム開発をしているとは到底思えません。そこにはSIにせよ、他の方式にせよ、必ず他社の介在があるはずです。

他社委託であれば、流石に全行程の1から10まで自社のみで責任を負うということも難しいでしょう。

 

しかし、今回のアップデートには、出版社としての芳文社の意思を一切感じませんでした

 

いくらシステム開発を丸投げしているとしても、ユーザー企業がその名においてサービスを提供している限り、システムを導入しており、かつそのシステムについての顧客に対する品質確保や説明の責任を負うべきはユーザー企業です。

ベンダー企業に対しての責任確保の話はその先、ユーザー企業とベンダー企業の間にあるべきものです。

 

システム開発では様々な方式・モデルがありますが、どのような方式であっても大きく下記の工程に分かれ、この順で進んでいくことが多いです。(開発モデルによる違いは、各工程での立ち止まり方や合意方法、次工程への進め方や前の工程への戻り方によるものが大きいです。)

  • 要件定義 ……このシステムで必要な要件等について合意
  • 外部設計 ……UIや機能など、外的に見える部分を設計
  • 内部設計 ……システム内部のプログラム構造を設計
  • 実装 ……実際にプログラムをコーディング・開発
  • 単体テスト ……開発したプログラムごとで単体でテスト
  • 結合テスト ……システム全体としての動作のテスト
  • 移行・運用 ……サービスイン

今回上記の推定通りなら、今回のアップデートプロジェクトはユーザー企業(芳文社)とベンダー企業(開発者)との協業であると思われます。

一般的に実装等はベンダー企業が中心となって推進していくため、どこまでユーザー企業がベンダー企業に対して口を出していくかという点は場合によってまちまちですが、少なくとも要件定義~外部設計、結合テスト~運用の各フェーズではユーザー企業がその品質を評価すべきと考えられます。

 

よって、文字通りシステム開発の1から10までをベンダーに丸投げ」という事態は有り得ない"はず"なのです。

 

今回のアップデートの中では、今回の問題に上げた事項が要件定義として、あるいは外部設計として適切に検討されてきたのか、甚だ疑問を感じます。

先述してきたアップデートの目的や理念は、元々有ったとしても少なくとも結果としては何も反映されていなかったのですから。

 

設計・テスト工程に対して、芳文社は責任のある立場にて意見をし、その結果を確認したのか。

また、最終的な移行前に問題であると声を上げられる人間はいなかったのか(もしくはそのような声は跡形もなく潰されていったのか)。

サービスインしてからでないと気付けなかった話なのか。

このような点について、顧客に出版というサービスを提供する立場の出版社として、しっかり考えてほしいと思っています。

 

(もしこのような工程にしっかり参画してのこの結果であれば、この指摘は一切の的外れとなってしまうので申し訳無いです。そうだとしたら、もはや芳文社さんが出版社として必要な最低限の能力を一切持っていないという話に変わっていってしまいますからね。)

 

■どうしてこのサービスが選ばれているか、理解していますか?

先述した工程のうち、要件定義の中では特にそのシステムに対する分析も必要となってきます。

特に今回のような現行存在しているサービスに対して大規模な改変を加えることが目的となる場合、この現行サービスについての調査や分析も重要となってきます。超上流工程、あるいはストラテジーとも呼ばれる工程です。

 

現行システムは今までどのように使われてきているのか。

顧客のニーズ(潜在的なものを含む)はどこにあるのか。

現行の顧客がこのサービスを利用している理由は何か。

あるいは満足していない点はどこか。

新規顧客を誘致するのに必要な点は何なのか。

また現行顧客を流出させずに継続利用させるのに必要な点は何なのか。

今少し思いつくだけでも、このような点については必ず分析が必要であると考えられます。特にシステム開発の意思決定について重要な役割を持つ上層部では、分析の重要性が増してくるものです。

 

先述した画質の話、それから検索の話など、少し考えればこの辺りが重要なファクターになるという点はすぐに出てくるはずです。

どうしてこのような話が出てこなかったのか、もしくは出てきたが分析内容として切り捨てられたのか。この辺りは分かりませんが、いずれにせよ分析の時点で既に今回のアップデートは正しく進まなかったものとして推定せざるを得ません。

 

自己の強みや課題を見つけ出すことは就活生にとって必要とされている能力の1つですが、これは企業全体にとっても重要だということを認識できると思います。

 

■機能を削除する前に、その機能がなぜあったか考えましたか?

前項と同じような話をしてしまいます。

既存のシステムに対して存在している機能については、何かしらの理由があったはずなのです。

少なくとも開発の時点でこういう事由でこの機能が必要になっただとか、あるいはこの機能が無いとアルゴリズムが上手く成立しないといった理由もあるかもしれません。

 

このような機能をすべて消すなとは言いません。しかし、アップデート等で機能の一部を削除するとなった場合、なぜその機能があったのか、あるいはその機能を使っている人はどれだけいるのか、そして削除した場合の影響はどれほど出るのかについては少なくとも、十分に熟慮が必要だと考えます。

 

顧客がこれらの細々とした機能を利用しているとしたら、これについて「有ってありがたい」といった意見が出るのは稀です。特に最初から実装されている機能であれば、顧客から見れば「あって当たり前」の機能に成り下がっているものです。

このような表に出てこない意見こそ、分析の時点で十分に検討するべきなのです。

機能の重要性に全く気付かず、そのまま機能を削除するものとしてサービスインまで至ってしまい、これについて顧客から大量に不満が出てしまえば、十分に問題となりますし、現にそれが起きているのが今のFUZです。

 

■スケジュールに無理はありませんか?

システム開発のみと言わず、この世のプロジェクトと呼ばれるものの多くには、予定スケジュールが存在します。

皆さんも経験則でお分かりかもしれませんが、予期しないトラブル等はいつだって降りかかってきますし、スケジュール通りに物事が進まないということは多々起こりうるものです。

 

しかしそのようなトラブルが起こりうると考えて、起こりそうな事象を予測し、事前に対策することはできるはずです。

システム開発であればスケジュールに対して余裕を持たせる、もしくは時間的に長く掛かる恐れのある制約が生じそうな工程については先に済ませておく、などの対策はできるでしょう。

これについてもシステム開発のみならず、長期的なプロジェクトやサービスにおいては重要になってくる概念ではないでしょうか。

 

①の作業遅延については、42時間の作業のうちにこのような余裕時分の見込みを持たせたスケジュールを組んでいたのかという点が非常に気になります。

特に月額課金制を採っているサービスが主要サービスを含む6時間以上のサービス再開遅延を引き起こしたことは、極めて稀と評価せざるを得ないですし、本来であればその外側にある程度の余裕時分を見積もり、加算していたはずでしょう。

 

この工程は「移行」の計画に含まれてくるものであり、以降の前か若しくは要件定義・外部設計部分であらかじめ定められているもののはずであり、当然にユーザー企業も参画しているべき工程のはずです。

このような計画について無理がなかったか、検証する余地は十分にあるといえそうです。

 

とにかく今、COMIC FUZに求めたいこと

とやかく長文を書いてきましたが、今のCOMIC FUZは全体的にアップデート前よりサービスの質が全体的に凋落しているという評価をせざるを得ません。

また、そこに至るまでの芳文社におけるシステム開発プロジェクトの参画・進行方法についても、現状を見る限り大きく問題を抱えているようでしょう。

特に出版社としての立場で、書籍の読者が(電子書籍の中でも特にCOMIC FUZに対して)抱えているニーズを、システムの中に対して十分に生かし切れていないようにも考えられます。

 

今後直近の話をすれば、まずは従前提供できていたはずの機能および性能を復活させ、既存顧客の流出をいち早く阻止することが重要となるのではないでしょうか。

そして今後の開発の中では、ユーザーのニーズを十分に理解した上で、システム開発の工程に積極的に参画し、出版社という立場としての意見を出していくことが求められることになります。

 

これからのCOMIC FUZサービス水準の回復と、今後の芳文社におけるプロジェクト改善に向けて、一顧客としても関係各所のより一層の努力を望みたいと思います。

 

この記事についてご意見・補足・反論等ございましたら、是非私(三品湊)まで積極的にお声がけください。

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P.S. 月額のプレミアムプランは、サービスがちゃんと回復したら加入再開しますよ。そこはちゃんと。

 

追伸 11/5

上の記事を書いたのが2日前ですが、本日大きな動きが2つ程有りましたので追記します。

かなり早い対応でそれぞれの解決策が提示されました。

私がブラウザで確認してみたところ、画質についてはかなりの改善が見られたと思います。

よってある程度改善が見られたと思いますので、問題提起としての役割は終えたと思います。

ただ、一応歴史としてこのような事があったという点で、記事部分はそのままとして残しておこうかと思います。

数日で品質回復に尽力いただきましたすべての方に敬意を表すとともに、今後の更なる発展を願っています。

プレミアム会員も多分再開させときます。はい。忘れなければ。